0歳から3歳くらいまでのお子様のためにつくりました! はじめて作ったのがこの絵本で、一枚の紙切れにリンゴを持った象と食べている象のふたつの絵を描いて「ぱくっ!」といって、1歳半の子供に見せたのがはじまりでした。 ちっともごはんをたべてくれない子供に、「なんとか食べることに興味をもってくれないかなぁ」と試したひとつです。 「これ見て!ぞうさんりんご食べてるよーぱく!!」 そういって見せると「うふふ」と楽しそうに笑いました。 笑ってくれるとなんだか嬉しくなって、今度はうさぎを書いてみようと、 「うさぎがにんじんをぱくっとたべた!」「あははは」 ほんとうに楽しそうだったのでどんどんその落書きどうぶつが増えてゆきました。 そんなことを繰り返しているとまだ二語文は話さなかった子供が 「ぱくっとたべたぁ」といいだしました。 ごはんを食べてほしいために始めたことだったけれど、なんだかとってもうれしくて、何十回もこのやりとりをしたことを覚えています。 文章を話すきっかけとなったこの「ぱくっとたべた!」というフレーズはきっと小さい子には言いやすいんだ!と思ってお友達にも紹介したいなと絵本にしました。 これで、すごく食べてくれたという記憶はないけど、(人によるとは思いますが笑) とにかく気に入って何度も何度も読まされて、 2歳のころには全部自分で読んでみんなに披露していました。 「〜が、〜を」という話し方の基礎にもなった思い出の一冊です。 |